地域と学校との架け橋をめざして学習支援ボランティア活動をおこなっています

前理事長挨拶

前理事長挨拶


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前理事長のひとりごと
          ・・・学校って、案外大変なんだな・・・


NPO法人 夢育支援ネットワーク 前理事長 島野 浩二

近年子どもたちが健やかにそだつためには、教育における「学校・地域・家庭の連携」が大切だということが、さまざまな場面で指摘されるようになって久しいですが、その実現にはいくつもの高いハードルがあるのが現実です。

まず、第一のハードルとして、学校側に、校内に地域の人間が入ることをためらうような雰囲気があるということが挙げられます。教員にとってみれば、学校とは教育の「聖域」であり、教育のプロである教員は、地域の方・保護者に任せることに不安・抵抗を感じてしまうことがあるのではないでしょうか。”学校内で起こった問題はすべて教員に責任があるはずだ”  ”地域にはクレーマーが多いものだ”という教員側の意識がある限り、地域・保護者の力を学校に取り込むことは難しいと言わざるを得ません。

たとえ、学校側の意識変革によって、”学校だけですべてを解決するのには限界がある”ということに気づき、”学校を地域に開いたものにしていこう” となったとしても、次に第二のハードルが待ち受けています。

それは、地域・保護者が学校内での活動のどの部分を・どれだけ・どのように担うべきなのか、といういわばコーディネートの難しさです。

授業そのもののサポート、校内安全管理、登下校の安全管理、催事の手伝い、放課後のクラブ活動等、サポートの場は十分にあっても、そこに的確に人材をあてがうのは困難であると思われます。”ここまで依頼してよいのだろうか?” ”保護者は人材として活用されることを、はたして納得してくれるのだろうか?”という学校側のためらい、それに加えて”ここまで学校に入り込んでいいものだろうか?”という地域・保護者側のためらいが、「開かれた学校」の実現の足を引っ張ってしまうこともあるのです。

さらに、第三のハードルとして、人材を活用しようと思っても、どうやってその人材を発掘するのかという問題が浮上してきます。 学校側も地域の人材をしっかりと把握できているわけではありません。

こうして、「開かれた学校」というコンセプトは、ハードルの高さゆえにうまく機能しないで終わってしまうことが少なからずあるのです。

それでは、ハードルを越えるためにはいったいどうしたらよいのでしょうか?

私どもNPO法人夢育支援ネットワークでは、7年前より、公立学校の授業のサポートのための人材を地域のネットワークを使って発掘し、保護者をも取り込み、事務局体制を置くことで学校と密に連絡を取り合って人材を派遣することで、先生も子どももそしてサポートの担い手も嬉しい・楽しい授業の実現のために尽力してまいりました。7年間の私どもの実践が、上に述べたような3つのハードルをこえるためのなんらかのヒントであると確信しております。

当サイトを学校・授業支援に興味がおありの方の集いの場として利用していただきながら、一緒にハードルを越えるいくつかの方法を考えていきませんか?そして、あなたもサポーターとなって得意分野で活躍し、多くの子どもたちの笑顔を支えてみませんか?



前理事長コラム 

学習支援事業成功の秘訣

キーワードは学校と地域の意識変革と信頼関係の構築

学校側と地域側、それぞれの意識変革はどのように成し遂げられたか。 

相互の信頼関係はどのように培われたか。


1.先入観の恐ろしさを知ろう

地域が持っている学校への悪しき先入観(学校は閉鎖的・隠蔽体質・だめ教師など)、学校が持っている地域への悪しき先入観(地域はクレーマー・非協力的・無関心など)を払拭すること。

そのためには、学校運営協議会、連絡会など公的な会合だけでなく、折に触れて校長先生と話し合う機会を作ること。様々な地域側との懇親会・飲み会など面倒くさがらずに行うこと。

2.現場の先生方との交流こそ大切

校長・副校長と理解、合意ができても一般の先生方の地域に対する警戒感・不信感はなかなか払拭できません。SA制度の立ち上げ、実践、反省などを通じて地域側の教育力、謙虚さ、学校支援の情熱などわかってもらうことが必要です。

通常、先生方は地域の人に授業を見られること、批評されることを嫌がります。地域の人がどんな人で何を考えているか解らないからです。地域の人と話し合い、皆が自分の教師としての成長を心から願っていることを知ると、自ら積極的に授業を公開したり、授業に地域の力を借りることが可能になります。地域側も、先生方の情熱や理想を知ると、本当にその先生を公私共にバックアップしたくなるものです。

また、学校運営協議会などで、地域から提案される様々な「学校改革案」も提案者の顔や、考え方が現場が先生方に理解されていることは極めて大事です。

3.学校支援活動は、最低3~5年継続させること

様々な失敗や誤解、試行錯誤を通じて相互理解や相互信頼は養われて行きますが、意識変革にはどうしても時間がかかります。5年頑張って継続してください。

5年経つと幸か不幸か学校の校長・副校長・先生方は人事異動で大幅にかわります。学校を継続的に存続・成長させていくのは、先生方だけの責任ではなく、実は地域側の責任ではないのか?ということに双方が徐々に気付きます。

学校の成長や子どもたちの教育には、永年その地域に生活する地域住民と、その学校にずっと居るわけではないけれど、常に新しい血を送り込んでくれる先生方とのコラボレーションが必要であることを心から実感します。

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